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知財学習帳

知財について学んだこと

ボール探しが不要になるゴルフボール

注目技術 国内特許

 ゴルフでドライバーの調子が悪いとキノコ狩りにでも来たのかというくらい白いキノコ(ゴルフボール)を探す羽目になります。

それが自分だけなら良いのですが、同伴プレーヤーにも後続のプレーヤーにも迷惑をかけ、申し訳ない気持ちになります。

 

そんなゴルフを長年していると、特許を扱う弁理士としては当然こういう考えが生まれます。

「ゴルフボールくらい最新技術を使えば簡単に探し出せるのではないだろうか。」

 

そんなことから、ゴルフボールを簡単に探し出せるシステムを考えてみました。

 

まず考えたのは、ティーインググラウンドの後ろにセンサとカメラを取り付けてボールの初速と軌道を追えばある程度の位置は把握できるのではないか、ということ。

しかし、ゴルフボールが意図しない方向に飛んだ時には樹木などの障害物にぶつかることが多く、これではボールを探すことができません。

 

では、ボールに発信機を取り付ければどうか。

しかし、ゴルフクラブで殴られる衝撃に耐えられるのだろうか。コスト的にも合わないか。でもこの2つさえクリアすればいけそうだな。

 

そんなことを考え、先行技術調査を行ったところ、・・・すでに発明されていました。

 

【公開番号】特開2016-154859(P2016-154859A)
【公開日】平成28年9月1日(2016.9.1)
【発明の名称】ゴルフボール、電子機器及びそれを利用したシステム
【国際特許分類】
A63B 43/00 (2006.01)
【FI】
A63B 43/00    D
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願番号】特願2016-32599(P2016-32599)
【出願日】平成28年2月24日(2016.2.24)
【優先権主張番号】特願2015-34382(P2015-34382)
【優先日】平成27年2月24日(2015.2.24)
【優先権主張国】日本国(JP)
【要約】
【課題】位置を探知することができるゴルフボール、及びそのシステムを提供する。
【解決手段】高周波集積回路と、記憶装置と、第1の配線と、アンテナと、を有するゴルフボールであって、記憶装置は、メモリセルを有し、メモリセルは、第1のトランジスタ及び保持ノードを有する。高周波集積回路と、記憶装置は、ゴルフボールの内部に設けられ、アンテナは、高周波集積回路より外側、かつゴルフボールの内側に設けられている。高周波集積回路と、記憶装置は電気的に接続され、高周波集積回路は、第1の配線を介して、アンテナと電気的に接続される。第1のトランジスタは、保持ノードの充電及び放電を制御できる機能を有し、チャネル形成領域に酸化物半導体を有する。

 

この発明によれば、ゴルフボールの位置を手元のスマホのような装置で簡単に確認できるということです。

 

これが実用化されればゴルフはもっと楽しくなるし、プレーがスムーズになるのでプレー料金を安くすることにもできると思います。実用化を期待します。