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知財学習帳

知財について学んだこと

タイガー・ウッズ黄金時代の秘密

 

「インビジブル・エッジ その知財が勝敗を分ける」にタイガー・ウッズの黄金期の秘密が書かれている。

honto.jp

タイガー・ウッズの全盛期、圧倒的な飛距離を誇りながらもグリーン周りでは巧みな技を披露し、数々のメジャータイトルを記録づくめで制覇し、史上最強のゴルファーであると信じられていた。(その後は女性問題などで・・・。)

 

そんなタイガー・ウッズの黄金時代、彼の使用するゴルフボールは他のプロゴルファーが使用するボールとは違っていたというのだ。

 

ゴルフはプレイヤーが自らボールの種類を選べるという珍しいスポーツである。もちろんゴルフボールの性能に一定の制約はあるものの、その制約を満たしているボールであれば何を使おうと自由なのである。

 

タイガー・ウッズの黄金時代、アマチュアは「ソリッドボール」、プロゴルファーは「糸巻きボール」を使うのが常識であった。「ソリッドボール」は合成ゴムのコアをカバーで覆った構造をしており、飛距離が出るのが特徴である。一方、 「糸巻きボール」は、芯材に糸ゴムを巻き付け、樹脂で覆った構造をしており、打感が良くバックスピンがよくかかるのが特徴である。タイガー・ウッズと対戦するプロゴルファーの多くは「糸巻きボール」を使っていた。

 

これに対し、タイガー・ウッズが黄金時代に使用していたボールは、当時日本企業が新たに開発した「ウレタンカバーソリッド3ピースボール」に米国企業のメーカーの商標を付けたものであったとされている。この「ウレタンカバーソリッド3ピースボール」は、表面をウレタンカバーで覆った3層構造をしており、打感が良くバックスピンがよくかかる上に、飛距離も出るという画期的な発明品であった。

 

他のプロゴルファーはタイガー・ウッズが新しいボールを使用していることに気付いてはいたが、しばらくの間、それを使用することはできなかった。なぜなら、ほとんどのプロゴルファーは特定のゴルフ用具メーカーの製品を使用する代わりに契約金を受け取っており、当時多くのプロゴルファーが契約していたメーカーはこの新しいボールを採用していなかったからである。

 

こうして「鬼に金棒」状態のタイガー・ウッズは他を寄せ付けない神がかり的なゴルフで我々を楽しませてくれたのでした。