産総研、無料の人工知能セミナーを開催
産業技術総合研究所の人工知能研究センターから人工知能に関するセミナーの案内が2つ出ていました。だれでも無料で参加できますが、事前申込が必要とのことです。詳しくは下記リンクをご覧下さい。
2017年1月10日 第12回AIセミナー「AIと社会シミュレーション」 / 人工知能セミナー : 人工知能研究センター : 産総研 AIST
10万円で導入できる製造現場のIoT
手の震えを抑えるスプーン
パーキンソン病を患っている等の理由で手が震えて上手く食事が取れない人のための発明品です。
食事が上手く取れないと外出するのが億劫になり、引きこもりがちになってしまうということもあるようで、単に食事の補助をする以上の効果があるということです。
仕組みはカメラの手振れ防止機能に似ていて、手の震えを検知し、震えを相殺するようにスプーンやフォークなどの先端を動かすというもの。
素敵な発明ですね。
ボール探しが不要になるゴルフボール
ゴルフでドライバーの調子が悪いとキノコ狩りにでも来たのかというくらい白いキノコ(ゴルフボール)を探す羽目になります。
それが自分だけなら良いのですが、同伴プレーヤーにも後続のプレーヤーにも迷惑をかけ、申し訳ない気持ちになります。
そんなゴルフを長年していると、特許を扱う弁理士としては当然こういう考えが生まれます。
「ゴルフボールくらい最新技術を使えば簡単に探し出せるのではないだろうか。」
そんなことから、ゴルフボールを簡単に探し出せるシステムを考えてみました。
まず考えたのは、ティーインググラウンドの後ろにセンサを取り付けてボールの初速と軌道を追えばある程度の位置は把握できるのではないか、ということ。
しかし、ゴルフボールが意図しない方向に飛んだ時には樹木などの障害物にぶつかることが多く、これではボールを探すことができません。
では、ボールに発信機を取り付ければどうか。
しかし、ゴルフクラブで殴られる衝撃に耐えられるのだろうか。コスト的にも合わないか。でもこの2つさえクリアすればいけそうだな。
そんなことを考え、先行技術調査を行ったところ、・・・すでに発明されていました。
【公開番号】特開2016-154859(P2016-154859A)
【公開日】平成28年9月1日(2016.9.1)
【発明の名称】ゴルフボール、電子機器及びそれを利用したシステム
【国際特許分類】
A63B 43/00 (2006.01)
【FI】
A63B 43/00 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願番号】特願2016-32599(P2016-32599)
【出願日】平成28年2月24日(2016.2.24)
【優先権主張番号】特願2015-34382(P2015-34382)
【優先日】平成27年2月24日(2015.2.24)
【優先権主張国】日本国(JP)
【要約】
【課題】位置を探知することができるゴルフボール、及びそのシステムを提供する。
【解決手段】高周波集積回路と、記憶装置と、第1の配線と、アンテナと、を有するゴルフボールであって、記憶装置は、メモリセルを有し、メモリセルは、第1のトランジスタ及び保持ノードを有する。高周波集積回路と、記憶装置は、ゴルフボールの内部に設けられ、アンテナは、高周波集積回路より外側、かつゴルフボールの内側に設けられている。高周波集積回路と、記憶装置は電気的に接続され、高周波集積回路は、第1の配線を介して、アンテナと電気的に接続される。第1のトランジスタは、保持ノードの充電及び放電を制御できる機能を有し、チャネル形成領域に酸化物半導体を有する。
詳しくはこちらをご覧ください。
この発明によれば、ゴルフボールの位置を手元のスマホのような装置で簡単に確認できるということです。
これが実用化されればゴルフはもっと楽しくなるし、プレーがスムーズになりますね。実用化を期待します。
ソフトバンク、NB-IoTを用いた実証実験
IoTの環境整備が着々と進んでいます。
小銭を素早く出せる小銭入れ
私が使用している小銭入れがこれ。「コインホーム」という商品名で販売されています。メリケンサックではありません。
レジで行列ができていると小銭を使うのをためらってしまいますよね。私も小銭を使えずに家に溜まってしまい、どうしたものかと思っていたところで出会ったのがこの小銭入れです。
この小銭入れだと素早くピッタリの額を出すことができるので、小銭をどんどん消費できます。満タンに入れれば3,000円近くになるので、簡単な買い物であればこれ一つで足ります。レジの人も「便利な小銭入れですね。」と声をかけてくれます。ぜひお試しあれ。
ちなみに、コインのストッパー部分が特許出願中とあったので公報を探してみたのですが発見できませんでした。
アイスランド政府、商標「Iceland」の無効の訴え
がん免疫薬「キイトルーダ」、肺がんに使用可能に
メルク社のがん免疫薬「キイトルーダ」を肺がんの治療に適応拡大することについて、厚生労働省が年内にも承認する見通しとのことです。
先行するがん免疫薬「オプジーボ」を扱う小野薬品工業は、キイトルーダが特許権を侵害しているとして東京地裁に提訴していますが、患者の生命救済を考慮し、対価についての合意又は裁判所の命令があれば、販売差し止めは求めない方針としています。販売差し止めにならないと良いですね。
小野薬品 MSDを提訴 抗PD-1抗体キイトルーダが用途特許侵害 | 国内ニュース | ニュース | ミクスOnline
英国裁判所、第2医薬用途発明の特許侵害の評価を明らかに
FinneganのパートナーであるHazel Ford欧州特許弁護士によると、英国控訴裁判所は、既知の薬物の新たな医薬的な使用に基づくいわゆる「第2医薬用途発明」の特許侵害をどのように評価すべきかを明らかにしたということです。
第2医薬用途発明の侵害の評価においては、通常、製造者等が特許された用途に使用する意図があって製造等を行っているか否かが問題となります。
これに関して、英国控訴裁判所は、製造者が特許された用途のための製品であると意図したものか否かを判断するために、製造者が知っているか、またはその行為の結果として当然に予測できるものかを検討する必要があるとしました。
また、英国控訴裁判所は、薬剤ラベルに特許の用途が示されていないとしても、特許の用途の目的で薬を使用する意図がないと結論付けるには十分ではないとしています。特許の用途の目的に使用しないという意図は、製造者がその能力の範囲内で、特許された用途が生じるのを防ぐために、全ての理に適った手段を講じた場合にのみ断定することができるとしています。
ヤフー、ビッグデータ分析技術を無償提供
ヤフーは、高速な近傍検索を実現するソフトウェアであるNGT(Neighborhood Graph and Tree)に関する特許の実施権を無償で提供するそうです。
NGTはベクトルデータであれば検索が可能なため、さまざまな用途に利用できるとのことです。
欧州特許庁(EPO)の職員がデモ
インスタグラム、マイクロソフトの商標「Actiongram」に異議申し立て
World Intellectual Property Review (WIPR) によると、ソーシャルネットワークのインスタグラムが、「Actiongram」という言葉についてマイクロソフトが米国で出願した商標に対し異議を申し立てました。
マイクロソフトは昨年6月に米国特許商標庁(USPTO)に商標登録出願をしていました。この商標は第9類をカバーし、「バーチャルリアリティの視覚化、操作、オーディオ、ビデオ、テキスト、バイナリ、静止画像、グラフィックス、マルチメディアファイルの統合」などの製品を挙げています。
インスタグラム側の主張としては、「Instagram」の商標は2010年から米国で使用され、2012年には米国で商標登録を受け、非常に特徴的であり、マイクロソフトの「Actiongram」は類似の商業的印象を与え、混同を生じさせるということのようです。
商標だけを見れば似ておらず、混同が生じるとは言えないように思いますが、インスタグラムの著名性を考慮すると・・・さて、どうなるでしょうか。
特許法と経済産業省令・政令の対応関係
「経済産業省令」または「政令」が登場する特許法の条文番号と、それに対応する特許法施行規則又は特許施行令の条文番号をまとめました。間違いや不足などがありましたら、修正しますのでコメントを下さい。
特許法第5条第3項
→ 特許法施行規則第4条の2第6項
特許法第8条第1項
→ 特許法施行令第1条
特許法第17条の3
→ 特許法施行規則第11条の2の2
特許法第17条の4
→ 特許法施行規則第11条の2の3
特許法第19条
→ 特許法施行規則第11条の4の2
特許法第28条第2項
→ 特許法施行規則第67条
特許法第36条第4項第1号
→ 特許法施行規則第24条の2
特許法第36条第6項第4号
→ 特許法施行規則第24条の3
特許法第36条第7項
→ 特許法施行規則第25条の2
特許法第36条の2第1項
→ 特許法施行規則第25条の4
特許法第36条の2第4項、第6項
→ 特許法施行規則第25条の7
特許法第37条
→ 特許法施行規則第25条の8
特許法第38条の2第3項
→ 特許法施行規則第27条の7
特許法第38条の2第4項
→ 特許法施行規則第27条の8
特許法第38条の2第9項
→ 特許法施行規則第27条の9
特許法第38条の3第2項、第3項
→ 特許法施行規則第27条の10
特許法第38条の4第2項~第4項、第7項
→ 特許法施行規則第27条の11
特許法第41条第1項第1号、第4項
→ 特許法施行規則第27条の4の2
特許法第42条第1項~第3項
→ 特許法施行規則第28条の4
特許法第43条第1項
→ 特許法施行規則第27条の4の2
特許法第43条第5項、第7項、第8項
→ 特許法施行規則第27条の3の3
特許法第43条の2第1項
→ 特許法施行規則第27条の4の2
特許法第46条の2第1項
→ 特許法施行規則第27条の6
特許法第47条
→ 特許法施行令第4条
特許法第48条の3第5項
→ 特許法施行規則第31条の2
特許法第67条
→ 特許法施行令第2条
特許法第67条の2第3項
→ 特許法施行令第3条
特許法第74条第1項
→ 特許法施行規則第40条の2
特許法第107条第5項
→ 特許法施行規則第69条
特許法第109条
→ 特許法施行令第9条、第11条
特許法第112条
→ 特許法施行規則第69条
特許法第112条の2第1項
→ 特許法施行規則第69条の2
特許法第120条の5第4項
→ 特許法施行規則第45条の4
特許法第131条第3項
→ 特許法施行規則第46条の2
特許法第164条の2第1項
→ 特許法施行規則第50条の6の2
特許法第169条第2項
→ 特許法施行規則第50条の9
特許法第184条の4第4項
→ 特許法施行規則第38条の2
特許法第184条の5第1項第3号
→ 特許法施行規則第38条の3
特許法第184条の5第2項第3号
→ 特許法施行規則第38条の5
特許法第184条の11第2項、第4項、第6項
→ 特許法施行規則第38条の6の2
特許法第184条の14
→ 特許法施行規則第38条の6の3
特許法第184条の15
→ 特許法施行規則第38条の6の5
特許法第184条の20第1項
→ 特許法施行規則第38条の7、第38条の8
特許法第184条の20第2項
→ 特許法施行規則第38条の9
特許法第184条の20第6項
→ 特許法施行令第12条
特許法第189条
→ 特許法施行規則第16条
特許法第190条
→ 特許法施行規則第16条
特許法第192条第2項
→ 特許法施行規則第16条