ふかきあきじ

知財について

中国

中国、2016年の商標出願数は370万件

2016年に中国で出願された商標登録出願の数は約370万件だったそうです。 日本での商標登録出願の件数は年間15万件弱ですので、中国では日本の約25倍の出願がされていることになります。人口の違いを考慮しても数が多いです。 出典はこちら(↓) http://engli…

中国、2016年の知財関連の逮捕者は3,800人近くに及ぶ

2016年に中国で知的財産権違反などに関連して逮捕された人の数は3,800人近くに及ぶとのことです。 そのうち3,500人超が商標権侵害に関係しているそうです。 news.xinhuanet.com

欧州の参戦で、特許訴訟の中心は米欧中の三つ巴に?

2016年11月7日、ウォールストリートジャーナルは、中国が特許訴訟を提起する場として魅力的になっていることを伝えました。 その理由として、中国の特許訴訟の手続きがスピーディーになり、コストも安価で、中国で侵害が認められれば、中国国内の製品に適用…

各国における特許取得までの期間

各国における特許取得までの期間について、The Center for the Protection of Intellectual Property (CPIP)の調査結果が公開されています。 タイとブラジルでは2008年から2015年において出願から許可(特許査定)を受けるまでに平均して10年以上かかって…

PCT出願のクレーム数についての基本的な考え方

1.クレーム数についてのPCTの規定 特許協力条約(PCT)ではクレーム数の制限は厳しくなく、規則6.1(a)において「請求の範囲の数は、請求の範囲に記載される発明の性質を考慮して妥当な数とする。」とされています。したがって、クレーム数をいくつにするか…

中国特許における回復請求

中華人民共和国専利法実施細則第6条に以下の規定があります。 第六条 当事者が不可抗力の事由により、専利法又は本細則に規定する期限或いは国務院特許行政部門が指定した期限に間に合わなかったため、その権利を消滅させた場合は、障碍が取り除かれた日よ…

中国の拒絶理由応答時の補正で留意すべき点

新規事項の追加が禁止される他、以下の点に留意する。 専利法実施細則第 51 条 3 項の規定によると、審査意見通知書に答弁する際に出 願書類の補正を行う場合、通知書で指摘された欠陥に対して補正するものとする。例外的にこれ以外の補正が認められることは…

中国でPCT-PPHを利用する際に留意すべき事項

① 当該特許出願についてPCT-PPHの申請以前にSIPOから出願公開の通知を受領していること。 ② 当該出願についてPCT-PPHの申請以前にSIPOから実体審査移行の通知を受領しているか、審査請求と同時にPCT-PPHの申請を行うこと。 ③ PCT-PPHの申請以前にSIPOの実体…

中国でPCT-PPHを利用する際に現地代理人に伝えること

① 出願番号 ② 出願人 ③ 発明の名称 ④ PCT-PPHへの参加を申請する旨 ⑤ 対応する出願の出願番号、公報番号又は特許番号 ⑥ 対応する出願の審査庁名 ⑦ PCT-PPHの適用を受ける出願と対応する出願との関係 例えば、「当該出願は、対応する国際出願の…